治具 自作

バンドソー用挽き割り用冶具(マイターゲージ)の製作。

自作のバンドソー用に挽き割り用の冶具を自作しました。

構造はマイターゲージと同じです。フェースプレートを長くした感じです。

製作しているところを動画にまとめました。

バンドソー用挽き割り用冶具の主な材料

  • 合板:12mm(フェースプレート)
  • MDF:9.0mm(本体部分)
  • 丸棒:20mm(ノブ)
  • アルミフラットバー:4.0×15mm(ブレードガイド部)

製作に必要な道具

バンドソー用挽き割り用冶具の製作

最初に角度調整用の円形部品を加工します。

MDFの上に図面を貼り付けて、M4のビスが通る箇所に穴加工します。

中心の加工した穴を利用して、内側の円形の溝と外周を加工します。

加工にはサークルカット冶具で行います。

余分な部分を丸のこテーブルでカットします。

トリマー加工の後に生じるバリをヤスリで除去します。

アルミフラットバーにM4ビスを通す穴を加工します。

M4ビスは皿ビスを使うのでアルミフラットバーは皿もみ加工します。

アルミフラットバーにM4皿ビスをエポキシ接着材で固定します。

円形部品が取り付くベースを加工します。材料は9mmのMDF材です。

ディスクサンダーで隅部をR加工します。

フェースプレートを取り付けるための穴を加工します。

フェースプレートとノブとして使う丸棒を切り出します。

丸棒の中心を出す時は自作の円形用センターマーカーを使っています。

過去に製作記事を書いていますので参考にしてください。

丸棒の中心に穴加工して鬼目ナットを取り付けます。

クランプで丸棒を固定してディスクサンダーに押し当ててノブを作ります。

ベースをフェースプレートに位置決めして、フェースプレート側に穴加工します。

加工した穴に鬼目ナットを取り付けます。

フェースプレートは滑りを良くするためにランダムサンダーで研磨しました。

円形部品とベースを木工用ボンドで接着します。その後ビス止めしました。

ベースが取り付いた円形部品にアルミフラットバーを取り付けます。

2本のビスを中心と円形の溝にそれぞれ通して丸棒で作ったノブで固定します。

最後にフェースプレートをビスで取り付けて完成となります。

完成したバンドソー用挽き割り用冶具です。実際にバンドソーにセットした状態です。

バンドソーのテーブルに対してフェースプレートは直角になっています。

バンドソーのテーブルにあらかじめ1mm程度の深さの溝を加工しておきました。

ここに目盛りシールを貼ることにしました。加工時に目安になります。

写真のものは逆目盛りタイプです。(右側から0が始まります)通常の目盛りのタイプもあります。

実際に切断するときは写真の様に冶具の前後をクランプで固定して行います。

実際にツーバイ材を切断してみました。

前後の厚さはほとんど狂いは無い状態で切断出来ました。

合板も切断してみました。綺麗に直線で切断出来ました。

上の切断跡は冶具を使わず目視で切断した跡です。

簡単な冶具なので時間を掛けずに製作することが出来ました。

挽き割りは板を固定すれば出来そうですがセッティングが面倒だと思います。

これはマイターゲージと同じ構造ですので2つのノブを緩めれば簡単に角度を微調整出来ます。

バンドソーで必要になるドリフト調整も簡単に出来ると思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。

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