家電 自作

卓上クーラーをペットボトルを使って自作しました。【冷風機】

卓上クーラーを自作しました。背面にPCファンを取り付けています。

凍らせたペットボトルに後ろから風を当てて使うシンプルなものです。

製作しているところを動画にまとめました。

卓上クーラーの主な材料

OSBボード

  • OSBボード:A4(セリア)

  • 速度コントローラースイッチ

  • DCジャックソケット

  • DCアダプター

  • パソコンケース用DCファン:Owltech

  • 小ねじ(トラス):4×40

  • ヒノキ薄板:3×30×900

  • 竹ひご:(ダイソー)

  • 貼付ゴム足:φ26(TAKACHI)

卓上クーラーの製作

1.本体の製作

OSBボードに4mmの穴をあけます。この穴を中心に円形をくり抜きます。

固定は強力な両面テープで行いました。

サークルカット治具で円形をくり抜きます。

加工中はドライファストルブを吹き付けます。加工中の滑りが良くなり断面も綺麗になります。

2つの円形をくり抜きました。

大きい方がPCファン取り付け用で、小さい方はペットボトルの挿入口です。

加工後の凹凸は簡易スピンドルサンダーで均します。

背面側の板にはPCファン取り付け用の穴を加工します。φ4mmです。

角材に取り付け用の穴を合わせて印を付けます。

角材には鬼目ナットを取り付けるため、6mmの穴を加工します。

4mm用の鬼目ナットを取り付けました。この部品は外板組み立て用のガイドです。

またPCファン取付用のステーでもあります。合計4個作ります。

天板には速度コントローラースイッチ用の取付穴を加工します。

スイッチはこの様な感じで取り付けます。外側にダイヤルつまみの取付軸が出て来ます。

側板にはDCジャックソケットを取り付けるための穴を加工します。

今回使うDCアダプターです。表記はセンター側が⊕です。

それに合わせてDCジャックソケットにリード線を半田付けします。

半田付け部分は圧縮チューブで保護しました。

このDCジャックソケットはナットで固定出来るようになっています。

裏側はワイヤーステッカーでリード線を固定しています。

スイッチの裏側は固定しやすくするために木片を接着しています。

速度コントローラースイッチの裏側です。

配線は左側からモーター⊖、モーター⊕、DC電源⊕、DC電源⊖となっています。

これに合わせて配線するだけなので簡単です。先にDC電源側を配線しました。

今回使用するPCファンです。DC12Vで作動します。

黄色の線は今回使わないので途中で切断しています。

モーター側の配線しました。

DCアダプターに接続して動作を確認します。このPCファンは動作時にLEDが点灯するようです。

鬼目ナットが付いた部品を外板に接着します。

外板を接着して組み立てていきます。

写真は底板と側板を接着した状態です。

凍らせたペットボトルに風を当てるので結露して水が発生します。なので受け皿を設けます。

切り欠きは鬼目ナットが付いた部品をかわすためのものです。

天板を取り付けます。

背板と一緒にPCファンを取り付けます。M4×40のネジで取り付けます。

スイッチのツマミを付けます。

ゴム足を付けて完成です。コム足は普段使っているものではなく、少しこだわって違う形の物を使ってみました。

MISUMI-VONAという通販サイトから購入しました。1個から購入出来て送料無料なので助かります。

ゴム足をWEB検索していたら、たまたまこの通販サイトを見つけることが出来ました。

2.吹き出し口の製作

吹き出し口のフレームを加工します。材料はサーモウッドを使いました。

丸ノコテーブル用の角度切断用の冶具です。今回これを使って45度にカットします。

丸ノコテーブルにセットして切断します。

両端を45度に切断しました。この部品を4本作ります。

フレームの内側に軸穴を加工します。直径5mmの穴径です。

今回吹き出し口の羽根は可動式で角度を保持出来るように作ります。

そのため軸受けにプラモデルのポリキャップを流用することにしました。

ポリキャップの不要部分を切り落として円柱形状にします。

ポリキャップの接着はGPクリアという接着剤を使いました。

 

吹き出し口の羽根を作ります。材料はヒノキの薄板を使いました。

羽根の可動部品を作ります。角材に穴を加工して竹ひごを取り付けます。

羽根の可動部品です。今回羽根が4枚なので左右合計8個作りました。

短い軸がフレームに取り付く軸です。長い軸が連結用の軸です。

羽根の連結用の部品です。可動部品の長い軸に取り付けます。

連結用の軸のキャップを丸棒で作りました。連結用の軸に接着します。

羽根をフレームに取り付けます。可動部品の短い軸をフレームのポリキャップに挿し込みます。

フレームを接着して組み立てます。

フレームは接着だけでは強度がないので補強します。

フレームの四隅に溝を加工します。丸のこテーブル用箱継ぎ治具にセットします。

この治具は結構使えるので興味がある方は製作記事を見て頂ければと思います。

溝が出来たので補強材を取り付けます。補強材は3mm厚のヒノキ材です。

4隅全て補強材を取り付けました。

補強材の不要な部分をバンドソーで切断します。

切断面をベルトサンダーで研磨します。

フレームの接合部分を研磨します。

フレームの本体への取り付けは強力磁石を使うことにしました。

100均で売っている直径6mmの強力磁石です。角材に強力磁石を接着します。

磁石を取り付けた角材を本体の内側に4箇所接着します。

吹き出し口の裏側にも磁石を取り付けます。

吹き出し口はワトコオイルで塗装します。

卓上クーラーの使い方

DCジャックソケットにアダプターのジャックを挿しこみます。

受け皿を取り付けます。

凍らせたペットボトルを上から本体に差し込みます。スイッチを入れると冷風が出て来ます。

スイッチは速度コントローラーが付いていますので、風量はこれで調整出来ます。

使用後は受け皿に水が溜まっています。

まとめ

クーラーが無い部屋があってこの夏の暑さ対策で卓上クーラーを作ってみました。

卓上クーラーなので1人用ですが、冷たい風を体に向けて当てることが出来ます。

左右の向きは本体ごと向きを変えています。

上下方向は難しいので、可動する羽根を作って正解でした。

本体の製作はさほど時間が掛かりませんでしたが、吹き出し口が時間が掛かりました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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