マーキングゲージを自作しました。
プラバンを利用して簡単に作りました。他は主に端材を使っています。
製作しているところを動画にまとめました。
目次
マーキングゲージの主な材料
- プラバン:1mm厚
- ヒノキ材:12mm厚
- 真樺材の薄板:5mm厚
- M4ビス
- 丸棒:φ8mm
- M4用鬼目ナット
マーキングゲージの作り方
1.プラバンの加工
今回使う直尺の厚さは1mmです。同じ厚さのプラバンを使います。
T定規とプラバンカッターを使って直角にカットします。
直角が出ている箇所にマーキングします。プラバンを更にカットして2枚作ります。
2.木材の加工
木材の厚さは5mmと12mmのものを使います。両面テープで貼り合わせます。
丸ノコテーブルで必要なサイズにカットします。
一旦ばらして最初に加工したプラバンをエポキシ接着剤で接着します。
T定規を使って直角に接着します。直尺を間に挟んで2枚目のプラバンを接着します。
プラバンの直角が出ている箇所(印を付けた箇所)が内側に来るように接着します。
ボール盤でヒノキ材に6mmの穴を加工します。深さは鬼目ナットの長さに合わせます。
4mmの穴は貫通させます。
6mmの穴にM4用の鬼目ナットを取り付けます。
上からヒノキ材を接着します。
プラバンは大きめにカットしています。
ベルトサンダーではみ出したプラバンを削り落とします。
ディスクサンダーで四隅をR加工します。
トリマーテーブルで外周をR加工して、ヤスリで研磨します。
3.固定ノブの製作
φ8mmの丸棒の中心に3.5mmの穴を加工します。
タップ加工の前にドライファストルブを吹きかけます。
タップ加工します。
グラインダーでM4のビスの頭を切り落とします。
ビスを接着して固定ノブの完成です。
4.仕上げと使い方
ワトコオイルで各部品を塗装します。
ストッパーに直尺を通します。ノブで固定して完成となります。
使い方その1:同じ距離の交点を求めることが出来ます。
使い方その2:端から一定の距離の平行線を引くことが出来ます。
完成後の感想
今回はマーキングゲージを製作しました。
市販の物は小ぶりで700円位したので、使いやすい大きめの物を作りました。
通常自分が使う材料の厚さは6mm以上が多いので底面を5mmの板で作りました。
こうすることで薄い板にマーキングするときも直尺定規が浮かずに済みます。
とても便利ですので是非作ってみてください。最後まで読んで頂いてありがとうございます。