プラモデル 自作 自作工具

密閉型の塗装ブースを100均商品で自作しました。

エアコンが付いている部屋に塗装ブースが欲しかったので自作しました。

ダイソー製の扇風機を利用して作りました。他の材料も極力100均の商品を使っています。

製作しているところを動画にまとめました。

塗装ブースの主な材料

  • MDF:9mm(ブース本体):セリア製

超強力マグネット超強力マグネット

  • 超強力マグネット:6mm、13mm:セリア製

  • 蝶番:22mm:セリア製

  • ノブ:セリア製

  • USBファン:ダイソー製

  • 速度コントローラースイッチ

  • ダクトコネクター

  • ヒノキ角材:□15mm:セリア製

  • Mr.スーパーブース 交換用ハニカムフィルター

  • スチール金具L字:セリア製

  • ネコの爪とぎ:ダイソー製

塗装ブースの製作

1.ブース扉の加工

丸ノコテーブルでMDF材をカットします。ボール盤で上辺に穴を加工します。

加工した穴に強力マグネットを接着します。これは扉を開いた位置で固定するためのものです。

扉の裏側にも同様に強力マグネットを接着します。これは扉を閉めた状態で固定するためのものです。

扉に蝶番を取り付けます。そのための溝を加工します。

丸ノコテーブルにセットして横にずらしながら溝を加工します。扉は2枚重ねて加工しています。

蝶番を取り付けて扉と側板を連結します。

扉にノブを取り付けます。

2.天板の加工

天板の左右にも6mmの強力磁石を取り付けました。これは扉の磁石にくっつきます。

さらに13mmの磁石を取り付けるために穴を加工します。

この磁石は後々取り付ける照明のためのものです。

天板は2枚のMDF材を使います。蝶番で連結します。

天板は塗装ブースのフィルター交換時に取り外せるようにネジ止めすることにしました。

4mmの穴を加工後、ザグリ加工します。

3.仮組み

塗装ブース本体を仮組みしました。

ブースの裏側から磁石を取り付けた部品を接着します。

磁石を取り付けた部品は内側の上下に取り付けました。

4.背板の加工

背板に穴を加工します。その穴を中心にサークルカット治具で穴を加工します。

トリマーを回転させて換気用の穴を加工しました。

5.換気用ファンの製作

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ダイソーUSBファンを分解します。

中にはDCモーターが入っています。この配線を逆に取り付けるとファンは反転します。

USBを電源につないで普通に回転させてみました。通常は右回転(時計回り)です。

裏面のスイッチは取り外して、速度コントローラースイッチを使います。

裏面から左側2つがモーター、右側2つが電源を配線します。

USBを配線しました。

DCモーターを反回転させますので、ファンを裏表逆に取り付けなおす必要があります。

ファンの裏側からピンバイスで中心に穴をあけます。

DCモーターの軸にファンを逆に取り付けました。

モーターの配線を赤黒逆に配線しなおします。スイッチを入れると左回転(反時計回り)になりました。

6.ファンケースの製作

ファンを入れるケースを作ります。これもMDF材を使います。

ファンケースの背板を加工します。加工穴を印刷したラベルシールを貼りました。

印刷に沿って穴を加工します。

内側の不要な部分をジグソーテーブルでカットします。

ダクトコネクターをビスで取り付けます。

MDFの穴を貫通させます。この穴はファンケースに取り付けるための穴になります。

スイッチが取り付く部分です。ダイヤルネジを外側に出すために薄く加工します。

トリマーテンプレート治具で板を薄く加工します。

薄く加工出来ました。

ダイヤルネジとUSBコードの穴を加工します。

ファンケースはMDF材と合板の端材を組み合わせて作りました。

スイッチダイヤルが取り付く側板だけは取り外しが出来るように作ることにしました。

合板側に鬼目ナットを取り付けました。

ダクトコネクターも取り外しが出来るように加工します。

ダイヤルネジを外側に出して、スイッチを取り付けます。

USBコードの外側から通して配線します。

内側の配線はワイヤーステッカーで固定しました。ファンはケースと接している4カ所をホットボンドで固定しました。

ダクトコネクターを取り付けます。

ファンケースに取り付け用のL字金具を取り付けてます。これで換気ユニットの完成です。

7.塗装ブースの組み立て

背板の裏側に換気ユニットを取り付けます。

背板の正面に6カ所角材を取り付けます。

ハニカムフィルターを必要なサイズにカットします。

フィルターを横から見た状態です。先に取り付けた角材で隙間を作っています。

この隙間を通って下の換気口に流れるように考えました。

側板や背板を接着して組み立てていきます。

天板固定用の角材を側板に取り付けます。

一度天板を載せてネジ穴の印を付けます。垂直ドリルガイドで穴を加工します。

加工した穴に鬼目ナットを取り付けます。

フィルターを上から差し込んで、天板をネジで固定します。

天板の磁石と扉側の磁石がくっつく設計にしています。

塗装ブースの扉を開いた状態です。この状態では下面がむき出しです。

なのでこのスペースに入る塗装ベースを作ります。

8.塗装ベースの製作

6mmのMDF材を使ってトレーを作りました。

2枚のネコの爪とぎを必要な長さに切ってホットボンドで貼り合わせます。

トレーに押し込んで完成です。

下面のむき出し状態を解消しました。これで塗装ブースの完成となります。

塗装ブースの実験

塗装ブース空気の流れを動画で撮ってみました。

ドライアイスが入手出来なかったので代わりに線香の煙でやってみました。

換気ユニットのスイッチを入れると煙がブース側に流れました。

塗装ブースの動作音も測定してみました。約55db位の音でした。

完成後の感想

今回はダイソー製のUSBファンを使って換気扇を作りました。

思っていたよりパワフルなので、以前塗装ブースを作ったときに使ったパナソニック製の換気扇に比べると音がうるさいです。

実際に測定すると約55dbでした。

パナソニック製の換気扇のカタログ値が22dbですから、やはりパナソニックはかなり音が静かなのが分かります。

自作の換気ユニットなのでどうしてもダクトコネクターが必要になりました。排気口側にも一つ使うので合計2個、市販品を購入しています。

排出口側は次の動画で公開したいと考えています。良かったらそれも観て頂けたらと思います。

実際にまだ塗装で使ってないので能力が分かりません。その辺も後日報告出来たらと思います。

塗装ブースを作られる方の参考になればと思います。最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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