ニトリ製の椅子用に開閉デスクを製作しました。
椅子に座る時は天板を開きます。天板のサイズは縦幅300mm、横幅760mmぐらいです。
製作しているところを動画にまとめました。
目次
開閉デスクの主な材料
- 天板:パイン集成材 18mm
- 脚:ワンバイスリー(1×3)19mm x 63mm
- 脚補強:ワンバイツー(1×2)19mm x 38mm
- 強力磁石
- 蝶番
- 木ダボ6×30mm
製作に必要な道具
開閉デスクの製作
1.材料の切り出し
写真のような冶具を使って丸のこテーブルでカットしています。
片側を固定すれば同じ長さでカットすることが出来ます。
天板は写真のような大きな治具を使っています。
2.天板の加工
天板の4角は自作のディスクサンダーでR加工しました。
ジグソーでカットして仕上げてもいいと思います。
天板は全周、トリマーでR加工を行いました。
トリマービットは写真のコロ付きのRが1分の物を使っています。
ライト精機のビットは少し高価ですが物がいいのでおすすめです。
3.脚の加工
カットした脚の材料は写真の治具でダボ継ぎ用の穴を加工しました。
使用する木ダボは6×30mmですので6mmの穴を深さ15mm以上で加工する必要があります。
作業台のクランプで固定してドリルで穴加工してます。
加工後に治具をはずすと写真の様に穴が加工されています。
この時点で穴の深さをノギスで確認されることをお勧めします。
何かの拍子で深さが浅くなった場合、木ダボが入っていかずやっかいです。
右に写っている物がダボ用マーキングポンチです。
加工した6mmの穴にダボ用マーキングポンチを差し込みます。
それで位置決めをした後に、連結する側の板を押し当てます。
すると相手側の板に穴加工する中心の跡が付きます。その印に対して穴加工していきます。
写真は連結した脚を研磨しているところです。このハシゴのような脚を2つ製作します。
4.補強の加工
補強を付ける為の穴加工をしているところです。
写真のような治具を使っています。角材に内径6mmの塩ビパイプを付けた簡単なものです。
ワンバイツーの補強にダボを打ち込んで、脚と連結させます。
もう少し補強したいところですが、椅子とフットレストの間に設置する為、僅かな隙間しかなく、この構造を採用しています。
脚の上面と天板の裏に強力磁石を埋め込みました。
セリアの超強力マグネットを使いました。
5.天板の取付と仕上げ
蝶番で脚と天板を繋ぎました。蝶番を軸に天板が開閉します。
仕上げはワトコオイルで行いました。ナチュラルがお気に入りです。
6.完成後のセッティング
このニトリ製の椅子に装着します。フットレストを移動させて開閉デスクを配置した状態です。
フットレストを元の位置に戻して、天板を開けた状態と閉めた状態です。
7.おまけ
ノートパソコンとタブレット用に専用のスタンドを作ってみました。
特にノートパソコンは角度が付いてタイピングしやすくなりました。
画面が上の方に来ますので使う時の姿勢も良くなったと思います。