直角固定治具を自作しました。
主に材料同士を直角に固定したり、突き合わせで材料を接着する時に使う予定です。
製作しているところを動画にまとめました。
目次
直角固定治具の主な材料
- 合板:12mm厚
- 透明プラバン:1.7mm厚
直角固定治具の作り方
1.三角治具の製作
丸ノコテーブルで合板を切り出します。
2枚の合板を貼り合わせます。
クランプで強固に固定します。
合板の上から形を印刷したラベルシールを貼ります。
簡単に剥がれるラベルシールを使っています。
22mmのフォスナービットで穴を加工します。この穴はクランプ用の穴です。
ジグソーテーブルで穴の形状を整えます。
穴の内側をベルトサンダーで研磨します。余分な部分をカットします。
角度切断用の冶具にデジタル角度計をセットします。角度は45度に合わせます。
治具を丸ノコテーブルにセットして45度の角度でカットします。
不要な部分をカットして形が出来ました。
ディスクサンダーで治具のコーナー部分をR加工します。
2.コの字治具の製作
コの字治具を作ります。三角治具と同じように2枚の合板を重ね合わせて作ります。
同じように合板の上から形を印刷したラベルシールを貼ります。
中心部分に穴を加工します。付き合わせた材料の先の部分を逃がす穴です。
バンドソーを使って内側をカットします。
バンドソー用のスライド治具を使ったので内側は直角に切断出来ています。外側をカットしてクランプ用に平らにします。
コの字治具の内側に取り付けるプラバンを切り出します。
接着面をヤスリで荒らします。
エポキシ接着剤で治具の内側に1枚ずつ貼り付けます。
ディスクサンダーで治具のコーナー部分をR加工します。
3.治具の仕上げ
治具の表面をランダムサンダーで研磨します。
オイルを塗って治具の完成です。
4.治具の使い方
2つの部品を突き合わせで接着する場合です。三角治具でそれぞれの部品をクランプで固定します。
コの字治具を外側からクランプで固定します。
コの字治具を押し付けることで突き合わせ部分の隙間を無くします。
完成後の感想
今回は直角固定治具を自作しました。
突き合わせの接着の時に固定するものがなかったので製作しました。
三角治具のクランプ用の穴は自分が使っているクランプの幅より大きめの穴で作りました。
コの字治具の内側にはプラバンを貼って締め付け時に材料が滑るようにしました。
材料が滑ることにより、突き合わせ部分を強固に接着することが出来ます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。