トリマーで板を接合してみました。
ビスケットジョイナーという専用の工具がありますが、高価ですので
トリマーを使ってみました。トリマーテーブルが別途必要になります。
作業しているところを動画にまとめました。
目次
板の接合に必要な主な材料
ビスケットチップです。サイズは3種類あるみたいです。
今回は一番小さいサイズの#0を使いました。厚さは4mm位です。
トリマービット(横溝ビット)品番YM-4.5Gです。
そこそこ値段はしますが切れ味が良く、アマゾンでも評価が高いです。
製作に必要な道具
板の接合の作業
接合に使うビスケットチップは長さが47mm、幅16mmです。
これが収まる溝を板に加工する必要があります。
専用の横溝ビットをトリマーに装着します。
トリマー本体をトリマーテーブルに装着します。
ビットの高さを接合する板の中心に合わせます。
写真の板は12mmのパイン材です。
これはトリマーテーブル用のフェンスになります。集塵用のダクトを付けています。
裏からボルトで固定して使っています。
フェンスを付けた状態です。
ビットのベアリングとフェンスが一直線になるようにセットします。
通常トリマーテーブルは材料を手前から奥に移動させますが、今回は横からビットの方向に押し当てた後、材料をスライドさせます。
最初はビットの回転方向に材料が持っていかれるのではと心配でしたが、ビットの切れ味が良く、全くその心配はありませんでした。
溝の幅は50mm程度に加工しました。ビスケットチップを入れた状態です。
接合する板とビスケットチップに木工用ボンドを付けます。
板を加工する時も、接合する時も面を同じ方向にした方がいいと思います。
ビットを板の中心にセットしても完全な中心にはセット出来ていないからです。
接合してクランプで固定します。
接着が終わった後に接合部分を研磨して完成となります。
サイズの大きい板を接合しました。250mmのパイン材を2枚接合しました。
合板よりパイン成形材の方が接合部が目立たないです。
作業後の感想
ちょっとした板の接合であれば、トリマーを使うのもありだと思います。
木工をする上でトリマーやトリマーテーブルは他に使う頻度が多いです。
高価な専用工具を使うのも当然ありですが、他に使う用途が少ないので
このやり方は経済的なのでおすすめします。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。