竹用ドリル専用のドリルガイドを自作しました。
ドリルガイドは市販でも数多く出回っていますが、金属にドリルビットを入れて使う事が個人的に抵抗があり、
以前から丸パイプを使って作っていました。使用時間が長くなると中の丸パイプが削れてくるので、
今回は蓋が開閉して中の丸パイプを交換出来るものを作ってみました。
構造は単純で簡単に作れます。
製作しているところを動画にまとめました。
目次
竹用ドリル専用ドリルガイドの主な材料
- 本体:合板 12mm
- 蓋:MDF 6mm
- 丸パイプ 内径6mm、外径10mm
- 丸パイプ 内径8mm、外径12mm
- M4ビス
- M4ビス用鬼目ナット
製作に必要な道具
竹用ドリル専用ドリルガイドの製作
本体は12mmの合板、蓋は6mmのMDFを使いました。
寸法は80mm×80mmでカットしました。
合板を貼り合わせます。
蓋はM4のビスで固定するので4mmの穴を開けます。
本体の重ねた合板には10mmと12mmの穴を加工します。
本体の裏側にM4用の鬼目ナット用の穴を加工します。
鬼目ナットを4箇所取り付けます。
丸パイプをカットして本体に差し込みます。
丸パイプの長さは重ねた合板の厚さより2mm程度短くしました。木屑を逃がすための隙間用です。
MDFの蓋をM4ビスで取り付けます。
四隅は持ちやすいようにR加工しました。
トリマーテーブルを使って表面もR加工します。
塗装後、6mmと8mmのドリルビットで蓋を付けたまま穴加工して完成です。
まとめ
竹用ドリルは径が変わっても長さが同じに作られています。
私が使っている日立のドリル(D10VH)に装着すると、チャックの先端からドリルが約47mm出ることになります。
今回作ったドリルガイドの厚さは12+12+6=30mmですので、ドリルガイドからは約17mm位飛び出すことになります。
よく私が使うダボ材が径が6mmで長さが30mmなので、30mmの半分の15mm以上の深さの穴が必要になります。
このドリルガイドで穴加工すると約17mmの深さが加工できますので丁度いい感じになります。
(8mmのダボ材は長さが長いので再度穴を深くする必要があります。)