前回、自作した塗装ブース用にキャスター付きワゴンを自作しました。
幅は500mm、高さが600mm、奥行きが400mmになります。
製作しているところを動画にまとめました。
目次
キャスター付きワゴンの主な材料
- 合板:12mm(天板、棚板)
- ワンバイスリー:19mm×63mm (支柱)
- ワンバイツー:19mm×38mm (脚)
- ゴム製キャスター
- ジョイントコネクターボルト:M6×40mm
製作に必要な道具
キャスター付きワゴンの製作
1.部品製作
必要な部品を切り出して行きます。今回はツーバイフォー材と合板がメインになります。
キャスターが取り付く部分の脚となる部品です。ワンバイツー(19mm×38mm)を使っています。
少しだけ見栄えが変わるので、端部を45度にカットしています。
材料を全て切り出した状態です。
2.組立加工1
脚(格子)の穴あけを行います。最後にM6のジョイントコネクターボルトを取り付けるので6mmの穴加工をします。
ドリルビットはスターエム製の竹用ドリルを使っています。非常に綺麗な穴加工が出来ます。
脚(格子)を組むためにダボ継ぎ用冶具を使って穴加工します。
リンク先の冶具は若干形状が異なりますが、構造は同じです。
作業台のクランプに固定して6mmのビットで加工します。
ダボ用マーキングポンチを穴に差し込んで位置決めをした後に、連結する側の板に押し当てます。
今回は6mmのダボ材を使ったので6mm用です。
同じ長さの木材を左右に置いて作業をすると、位置が出しやすくズレにくいです。
相手側の板に穴加工する中心の跡が付きますので、そこに穴加工します。
ダボ材を取り付けて互いの材料を連結します。
連結時は木を当てて打ち込むと傷が付きにくいです。
格子はキャスターが付く脚を付ける前にランダムサンダーで研磨しました。
棚板は四辺をトリマーテーブルでR加工しました。
キャスター付きの脚が付く箇所にもダボ穴加工します。
キャスターが付く脚を同じように相手側の部品を当てて穴加工用の印を付けます。
脚の部品に穴を開けてダボ材で取り付ける準備をします。
格子の下に脚が取り付きました。この部品は左右2つ必要になります。
格子部品を正面に見て、穴の左右の間隔を測ります。間隔は設計時より少し大きくなっていることが多いです。
その間隔で棚板を取り付けるための部品に穴加工します。
M6用鬼目ナットを加工した穴に取り付けます。
鬼目ナットの長さは20mmあるものを使っています。
鬼目ナットを付けたあと、棚板の裏側にボンドで貼り付けます。最近はビス止めはしてないです。
クランプで圧着すれば強度が出ます。
組み立て加工が一通り終わった状態です。
3.組立加工2
塗装はワトコオイルのナチュラルを使いました。このオイルは誰でも無難な感じに仕上がると思います。
今回はホームセンターでキャスターを購入しました。
前回100均のキャスターを使いましたが、比較すると回転の滑らかさは格段にこちらがいいです。
タイヤがゴム製とナイロン製がありますが、フローリングとかに使うときはゴム製が音が小さくていいと思います。
棚板を左右の格子で挟み込みます。
M6のジョイントコネクターボルトを使って左右から締めこんで完成です。
ジョイントコネクターボルトの頭は六角形の穴になっています。
ホームセンターでは価格が高いのでDIY【ディーアイワイ】パートナーという楽天のお店でまとめ買いしています。
鬼目ナットなども近くのホームセンターには扱っていないサイズが揃っているので利用させて頂いています。
これで完成となります。引き出しはセリアの100均の引き出しを並べて使っています。
4つのキャスターも無事に4点接地することが出来ました。
4.完成後の感想
前回製作した塗装ブースの置き場が無くてずっと使えずにいました。
今回のキャスター付きのワゴンに載せて写真のような感じで使っています。
部屋が狭いので使わないときは部屋の隅に移動させています。
こういう時はキャスター付きが便利です。
似たようなものを作られるときに少しでも参考になればと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。