丸のこテーブル用斜めカット治具を製作しました。
製作当初は蝶番を使って角度可変タイプを試みましたが、
蝶番の厚みなどで治具の端部が揃わない結果となり、角度固定タイプを作ることにしました。
既に45度と35度は所持しており、今回は30度の治具を製作することにしました。
これを使えば、材料は90-30=60度の角度でカットされます。
製作しているところを動画にまとめました。
目次
斜めカット治具の主な材料
- ベース(天板、底板):MDF 6mm(100均)
- ベース(側板):合板 12mm
- 補強材、ガイド(材料セット用):ひのき材 10mm(100均)
- ガイド(丸のこレール用):ひのき角材 15×10mm
- 取手:アカマツ角材 30×30mm
製作に必要な道具
斜めカット治具の製作
1.部品製作
三角定規を当てて60度でカットします。カットした2枚を使います。
補強材や材料セット用のガイドなどを切り出します。
治具の天板はダイソー製のMDFを使いました。
治具の取手部分は毎回、アカマツの角材を使っています。
2.組立加工
三角形の合板の間に補強材を挟んで固定します。
丸のこテーブルのアルミチャンネルの上にガイドとなる木材を置いてその上からベース(底板)を接着します。
接着後、裏からビス止めします。
取手をベース板に接着後、裏からビス止めします。
合板などの薄い板は内装仕上げ用のミニビスをよく使っています。
下穴が不要で合板も割れないので重宝しています。
ビス止め後、三角形の合板部品をベース底板に接着します。
定規を当ててベースに直角に着いているか確認します。
裏からビス止めします。
天板に材料セット用のガイドを接着します。隙間が空いているのは、クランプが入る所になります。
これも同様に接着後、裏からビス止めします。
三角形の合板部品の上からガイドが付いた天板を取り付けます。
実際に丸のこテーブルに乗せて不要な部分をカットします。
私の丸のこテーブルは40mm程度の厚さしかカット出来ないので、残りは手のこでカットします。
実際に電子角度計で天板の角度を計測してみました。30度ピッタリには当然なりませんでした。
3.完成後の感想
材料を傾けてカットする方が安定して作業もやりやすいと思います。実際に切断面も綺麗だと思います。
また、切断高さが通常より少し稼げると思います。
長い材料を斜めにカットする場合は、丸のこのチップソーを傾けてカットするしかないと考えています。