照明 自作

六角形ペンダントライトの製作

今回六角形のペンダントライトを製作しました。

ライトのサイズは一辺の長さが160mm、高さは280mmぐらいです。

製作しているところを動画にまとめました。

六角形ペンダントライトの主な材料

  • パイン集成材:18mm(本体部)
  • チーク薄板材:6mm(箱継ぎ用)
  • LED電球:E26
  • ソケット
  • シーリング用コード

製作に必要な道具

六角形ペンダントライトの製作

1.部品製作

本体部の部品を切り出して行きます。幅は110mmとしました。

六角形ですので6枚切り出します。

六角形の隣り合う辺同士の角度は120度ですので、半分の60度でカットします。

前々回製作した丸のこテーブル用の斜めカット冶具を使用してカットします。

片方をカット後、反対側のカットをする時に写真のようなストッパーにカットした方を当てて一辺の長さが同じになるように工夫しました。

切り終えたら、ベルトサンダーで側面を研磨します。

電球が取り付く部品にシーリング用コードの穴を加工します。

コードのストッパーが引っかかるように20mmの穴を浅く加工後、10mmの穴を貫通させました。

部品を接着する前にランダムサンダーで研磨します。

今回、六角形の形状を製作するにあたって120度の冶具を事前に合板で製作しました。

その冶具で固定して1辺と1辺を接着します。

これで一通り部品が揃った状態です。

2.組立加工

丸のこテーブルから取り出したおがくずに木工用ボンドを混ぜて隙間に塗ります。

乾いた後、研磨して整えていきます。

接着した2つの部品同士を接着します。この時も前回と同様に120度の冶具を使って行います。

更に残りの部品を接着します。対角線にクランプを掛けて接着します。

ここでも隙間が出来ますので前回と同様におがくずを混ぜたボンドを付けます。

乾いた後、研磨して整えていきます。

内側の研磨しにくい場所は少し前に購入したミニデルタサンダーを使いました。

アマゾンで評価が高く安かったので購入したのですが、これは結構使えました。

 

箱継ぎ用の部品はチーク材の6mmを使いました。

一辺に2箇所使いますので2×6=12個の継ぎ材を準備しました。

箱継ぎの溝加工は前回製作した丸のこテーブル用箱継ぎ冶具を使います。

今回製作する形は六角形なので冶具の角度を120度に調整します。

溝の深さは12mmぐらいになるように丸のこテーブルのチップソーの高さを決めました。

チップソーの厚さが1.7mmですので1.5mmずつワークを送りながら加工しました。

12箇所の溝加工に1時間以上掛かりました。

継ぎ材をライト本体に接着します。

余った部分をカットして切断面を研磨します。

塗装はワトコオイルのナチュラルを使いました。

最近は筆塗りせずに100均セリアのメラミンスポンジを使っています。

筆洗いする必要がなくとても便利です。

今回はオイル乾燥後にブライワックスを使いました。

シーリング用コードは古くなった照明から流用したので丸端子がなくなっていました。

追加して、ランプ本体の取り付け穴に通します。

シーリング用コードの上下端部にはストッパーが付いています。

これはランプ自体の重量がコード端子に直接掛からないようにする為の物です。

ストッパーの役目を果たしているか確認後、端子を取り付けます。この場合端子の極性は関係ないです。

電球側のソケットも同様に端子を取り付けます。

今回使ったソケットは売られている時は2つの部品がネジで固定されていました。

中のネジを2本外すと2つの部品に分かれます。

端子側の小さい部品を配線して固定後、電球側の部品をネジ止めして使うようです。

電球を取り付けます。

今回は電球色のLED電球を使いました。

電球が外から見えるデザインなので透明の物を選びました。

3.完成後の感想

この六角形のペンダントライト自体の製作は一週間ぐらいでしたが、前段階で2つの冶具を作ることになりました。

なので全体的にはかなり時間が掛かったような気がしています。

冶具製作の段階である程度の精度で作ったつもりですが、多角形は接合時にどうしてもズレや隙間が生じました。

薄い材料を使えば当たり前ですが軽減出来ると思います。隙間の処理ももう少し粒子の細かいおがくずを使うべきでした。

最初の構想通り、電球の中心が六角形の中心に来るように設計した点だけは上手くいきました。

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