集塵ホースを固定する為の治具を製作しました。
今回はトリマーテーブル用に製作しました。用途に合わせて2種類作りました。
製作しているところを動画にまとめました。
目次
集塵ホース固定治具の主な材料
- 合板:12mm
- ボルト:M10
- どっちもクリップ:YAZAWA(CLW-3)
- 超強力マグネット:13mm(セリア)
- 合板(薄板):3mm(セリア)
①クリップタイプの固定治具の製作
1.どっちもクリップの分解
どっちもクリップという商品を使います。A3用紙を100保持できる商品です。
M10のボルトでフレキシブルホースがクリップに固定されています。スパナで分解します。
このクリップを利用します。
2.ベースの製作
丸ノコテーブルで合板を切り出します。9mmの穴を加工します。
裏側に13mmの穴を浅く加工します。
タップ加工します。M10です。
M10のボルトが入りません。よく見ると長穴になっていました。
フレキシブルホースが回転しないように工夫されているようです。
ボルトの両側をグラインダーで削ります。
ボルトが長穴に収まりました。
このままでは長すぎるので必要な長さにカットします。
ディスクサンダーでバリを取り除きます。
クリップの段差に合わせて薄板を加工します。
薄板を合板に接着します。
もう一つの薄板です。10mmの穴を加工します。
薄板を合板に接着します。
ディスクサンダーで四隅をR加工します。
エポキシ接着剤でボルトを接着します。
エポキシ接着剤で超強力マグネットを接着します。この強力磁石は色々な場面で使えます。
ワトコオイルで塗装します。
3.組み立てと使い方
薄板はクリップ先の滑り止めゴムの形状に合わせています。クリップに取り付けます。
クリップの固定はボルトナットで行います。
これで1つ目の固定治具は完成となります。
トリマーテーブルの台にクリップを挟みます。
写真の部品はボール盤用の集塵ホース固定治具です。
クリップの上に固定治具をセットします。強力磁石で固定されます。
集塵ホースをセットして準備完了です。
蟻継ぎ用のスライド治具です。これを使う時はクリップに当たって使えません。
なのでこれからスライド治具用の固定治具を製作します。
②フレキシブルタイプの固定治具の製作
1.ベースの製作
薄板を切り出します。
10mmに穴を加工します。
裏側に13mmの穴を浅く加工します。
ディスクサンダーで四隅をR加工します。
エポキシ接着剤で超強力マグネットを接着します。
ワトコオイルで塗装します。
フレキシブルホースの先をベースの穴に差し込んでボルトで固定します。
これで治具は完成です。
2.トリマーテーブルの加工
トリマーテーブルにクリップを固定する場所を新たに設置します。
パイン材の端材を使います。
切り出した端材を接着します。
ベルトサンダーで研磨します。
ディスクサンダーでR加工します。
トリマーテーブルでR加工します。
裏側にダボ用の穴を加工します。
ダボマーカーを取り付けます。トリマーテーブルの側面に押し当てます。
印が付いた箇所に穴を加工します。自作の垂直ドリルガイドを使いました。
ダボを取り付けます。直径6mmのダボを使いました。
トリマーテーブルの側面に接着します。
3.使い方
クリップを使ってトリマーテーブルに固定します。固定治具をセットします。
集塵ホースをセットして準備完了です。スライド治具を動かしても治具に接触しません。
これで集塵しながら作業することが出来そうです。
まとめ
今回はどっちもクリップという商品を利用して2つの固定治具を製作しました。
クリップについているフレキシブルホースは中が空洞なので配線などを通して別の物も作れそうです。
このどっちもクリップという商品をブログで教えてくださった方、ありがとうございました。
今回作った固定治具はクリップ式なので、挟む場所があれば簡単に装着出来ます。
題目をトリマーテーブル用と書きましたが、色々な用途に使えると思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。