電動エアーダスターを自作しました。
DC電源で動く小さなシロッコファンを使っています。
製作しているところを動画にまとめました。
目次
電動エアーダスターの主な材料
- シロッコファン:10W
- DCアダプター:
- DCジャックソケット
- 速度コントローラースイッチ
- バルブホースキット
- ゴムシート:1mm
- 蝶番
- パッチン錠
電動エアーダスターの作り方
1.材料の加工
丸のこテーブルを使って合板を切り出します。合板の厚さは12mmです。
正面の板の吸気用の穴を加工します。
加工する穴を印刷したラベルシールを貼ります。
ボール盤で穴を加工します。ジグソーの刃が入る程度に穴を加工します。
ジグソーテーブルで長穴を加工します。
ジャックソケットを取り付けるために側板の合板を一部薄く加工します。
薄くした合板にジャックソケット用の穴を加工します。
天板には速度コントローラースイッチを取り付けます。
ツマミのネジ部分を外側に出すために合板を薄く加工する必要があります。
四角の部分を一部トリマーを使って掘り下げます。以前作ったトリマーテンプレート治具を使いました。
動画にもしていますので良かったら観てください。
ツマミのネジ部分の穴を加工します。
スイッチの裏側は半田付けで凸凹なので、取り付けやすくするために小さいな木片を接着して平らにしました。
小型のシロッコファンは行きつけの電子部品のお店で購入しました。
DC電源で作動します。単体で使うとかなりの風量があります。
中板に鬼目ナットを取り付けてシロッコファンを固定します。
シロッコファンの吹き出し口には塩ビ管を取り付けることにしました。
天板に塩ビ管を通す穴を加工します。
塩ビ管の先にはバルブホースを取り付けます。このバルブホースキットはモノタロウで購入しました。
コネクターが2種類、丸ノズルが3種類付いてます。
この商品は以前このブログを見てくださった方にコメントで教えて貰ったものです。ありがとうございます。
塩ビ管とバルブホースのコネクターとの接続は丸棒を利用することにしました。
丸棒の中心を円形用センターマーカーで求めます。
2種類のフォスナービットを使って穴を加工します。
大きい穴がシロッコファン側、小さい穴がコネクター側です。
大きい穴はこのままでは送り出される空気がロスしそうなので段差をなくします。
リューターと紙やすりを使って出来るだけ滑らかに加工します。
底板の四隅をディスクサンダーでR加工します。
トリマーテーブルで各部品をR加工します。
ランダムサンダーで研磨します。
全ての部品が揃いました。
2.組立加工
アダプターの写真です。この表示はセンター側が⊕側ということを表しています。
なのでジャックソケットのセンターピンが⊕側になります。
センターピンに⊕側のリード線(赤色)を半田付けします。逆側が̠⊖側でリード線(黒色)になります。
スイッチの基盤の裏側に入力・出力とプラスマイナスが表記されていますのでそれに従って配線します。
ソケット側からのリード線を入力側、シロッコファン側を出力側に接続します。
仮接続してシロッコファンが作動するか確認します。スイッチは基盤のランプが点灯します。
塩ビ管にコネクターを接続します。
このサイズのタップがなかったので内側をドライファストルブを吹き付けて強引にねじ込みました。
側板にジャックソケットを取り付けます。ナットで締めこんで取り付けれるように出来ています。
シロッコファンを取り付けた中板を接着します。
塩ビ管を通した天板を取り付けます。塩ビ管をシロッコファンの吹き出し口に差し込みます。
スイッチを取り付けます。天板からツマミのネジ部分を出します。
リード線はワイヤーステッカーで固定します。
ジャックソケットが付いた側板と底板を取り付けます。
底板の裏側にゴムシートを接着剤で貼り付けます。
正面の板は蝶番で取り付けてメンテが出来るように開閉式にします。
パッチン錠を取り付けて、スイッチのツマミ部分に回転方向の矢印のシールを貼り付けます。
3.仕上げと試行
最後にワトコオイルで塗装します。
ジャックソケットにアダプターのジャックコネクタを差し込みます。
ジグソーテーブルの横に配置して、ノズルの先をジグソーの刃の近くに向けます。
エアーダスター無しだと木屑が邪魔になります。
エアーダスターを使うと木屑が飛ばされて作業しやすくなります。
まとめ
今までジグソーテーブルで作業する時は木屑を飛ばすためにマスクなしで作業していました。
これからはこのエアーダスターを使ってマスク併用で作業をしようと思います。
私が使ったシロッコファンは単体ではかなりの風量なのですが、速度調整は全開で使っています。
恐らく塩ビ管とバルブホースを通る途中でロスが生じているのだと思います。
ノズルは一番小さいものを使って流速を速くして使っています。
この様な物を作る方は少ないと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。