スピードコントローラーを自作しました。
100Ⅴで使用する物で簡単に作ることが出来ます。
製作しているところを動画にまとめました。
目次
スピードコントローラーの主な材料
- 電子レギュレーター:電圧調整範囲:50V~220V AC
- ケース
- コンセント
- コンセントプラグコード
スピードコントローラーの作り方
ケース取付穴の加工
ケースにコンセントコードや電子レギュレーターのツマミを通す穴を加工します。
コンセントやスイッチを取り付ける穴を印刷したラベルシールを貼って加工します。
スイッチ取り付け部分です。ドリルで穴を加工していきます。
小型のベルトサンダーで穴の外周を整えました。
このベルトサンダーは速度調整が最初から付いていて使いやすいです。
スイッチをケースの蓋に取り付けました。
コンセントの取付部分も同じように加工しています。
配線
電子レギュレーターの入力・出力端子はネジ式端子なので、そこに取り付けるケーブルには丸型圧着端子を取り付けました。
コンセントに端子を付けたコードを半田付けします。
スイッチに入力側のコードを半田付けします。
コンセントプラグコードは結び目を付けて中の端子部に負荷が掛からないようにしました。
コンセントプラグコードの片側をスイッチに半田付けします。
コードを半田付けしたコンセントをケースに取り付けます。
コンセントに取り付けたコードは電子レギュレーター出力端子に接続します。
極性はありませんので、出力端子であればどちらに接続しても大丈夫です。
コンセントプラグコードのもう片側を今度は電子レギュレーターの入力端子に接続します。
最後にスイッチからの入力側のコードを電子レギュレーターの入力端子に接続します。
これで配線は完了です。簡単な配線図を書いておきます。
電子レギュレーターの調整
使っている電子レギュレーターは200Vの設定で出荷しているようです。
なので初期状態では調整範囲が狭く、調整ダイヤルかなり回さないと速度が変化しません。これから100V用に調整していきます。
今回は調整するために電動ドリルを接続しました。
最初に調整ダイアルを右いっぱいまで回して徐々に調整ダイヤルを左に回して回転を落としていきます。
回転が止まったら青色のポテンショメーターのネジを回します。
するとまたドリルは回り始めます。再び調整ダイヤルを左に回して回転を止めます。
再びポテンショメーターのネジを回します。これを何度か繰り返して調整範囲を広く出来たら完了です。
ケースの蓋に付けたスイッチは端子が剥き出しなのでテープを貼って絶縁しました。
ケースの蓋にON・OFFのシールを貼って完成です。
完成後の感想
スピードコントローラーが完成しました。
以前は市販の「トライアック万能調光器キット」などを組み立てていました。
これは既に回路本体が出来上がっていますので簡単に作ることが出来ます。
工具の速度調節や半田ごての温度調節、扇風機の微風調整などに使えます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。