これは以前から作りたかったピラミッド型のLEDランプです。
なかなか作る時間が取れずやっと今回完成することが出来ました。
ランプのサイズは幅が大きいところで90mm、高さは60mmぐらいです。
製作しているところを動画にまとめました。
ピラミッド型LEDランプの主な材料
- ヒノキ材:15mm(本体部)
- ヒノキ角材:□30mm(頂上部)
- 真樺材の薄板:5mm(土台部)
- 丸棒:φ15(LED部)
- LEDテープライト:2835電球色
- 直流電源ケーブル
- アダプター(1アンペア、テープライト用)
- M4ネジ、鬼目ナット
製作に必要な道具
- 丸のこテーブル
- 電動ドリル
- はんだごて
ピラミッド型LEDランプの製作
1.材料の切り出し
写真のような冶具を使って角度切りを行っています。写真の冶具は35度に傾けてあります。
丸のこテーブルにセットした時の状態です。切りたい場所に冶具の端部を合わせて、クランプで固定してカットしています。
下側部分のパーツをカットした直後のものです。
ピラミッドの頂上部分をカットしている写真です。押さえが利かないので冶具に両面テープで固定しながらカットしています。
材料はヒノキの角材で30mm×30mmを使っています。
アクリル板も木材の時と同様に斜めカット用の冶具にセットして丸のこテーブルでカットしています。
最初はアクリル板を丸のこでカットするのは少し抵抗がありました。材料の種類によってはチップソーの側面にアクリル板が溶けて付着することがあります。
今回使ったアクリル板は三菱製の物で付着することはありませんでした。
2.パーツの研磨作業
カット後にベルトサンダーを使って研磨しています。
その後は手動で研磨作業をしています。ペーパーは400番から600番です。
アクリル板は特に側面にのこ跡が付きます。これを全て研磨して取っていきます。
木材と同様にベルトサンダーとペーパーがけで行いますがかなり時間がかかります。
研磨はセリアの100均のやすりを使っています。このやすりはとても使いやすく重宝しています。
3.パーツの穴加工
ヒノキ材やアクリル板はライト部が入る為の穴を加工する必要があります。写真は20mmのフォスナービットで加工しているところです。
アクリル板は加工時の切り屑がビットに付着しやすいので集塵機で吸いながらの加工しています。
アクリル板はビット側に付着して持っていかれるときがありますので特に注意が必要です。
それを少しでも防止するためにアクリル板に両面テープを貼って下の当て板に固定しています。
小さいパーツは割れやすく作業が難しいです。この辺はこれからの課題です。
写真は下段の木材のパーツにリード線用の溝穴を加工しているところです。
簡単な直角の冶具に固定してドリル(5mm)で加工しています。
土台を固定する為にM4用の鬼目ナットを4箇所取り付けました。
4.アクリル板の仕上げ
最初に作った時、アクリル板の断面から下の板との接着面が見えて見栄えが悪かったので、
アクリル板の下面にアルミテープを張ることにしました。面倒ですがこれをすると格段に見栄えが違ってきます。
5.ライト部の製作
次にライト部の組み立てです。ライトはLEDテープを使いました。ケーブル線をはんだ付けしているところです。
完成時にほぼ密閉に近い状態になるので、発熱が小さい照明用の2835LEDテープを使いました。
φ15の丸棒に巻きつけています。このlLEDテープは防水用ではないですが、その分薄くて巻きつけやすく小さい部品が作れます。
6.塗装、及び組み立て
塗装はワトコオイル(ナチュラル)を使いました。アクリル板には塗りたくないので、バラバラの状態で塗装しています。
木材とアクリル板は木工用ボンドで接着しています。
土台の板は真樺材の5mmの薄板を使っています。ライト部に1箇所、固定用に4箇所ビス穴加工しています。
ビス止め後、裏面から見た状態です。ビス止め式にしたのでLED交換が可能です。
7.完成
写真はスイッチとアダプターの写真です。
接続した状態です。
幅90mm、高さ70mmの小さなランプですが部屋の電気を消しても本を読めるぐらいの明るさはありました。
消費電力が小さいので電気もほとんど食わないと思います。