治具 自作

簡単な蟻継ぎ治具の作り方と使い方(丸ノコテーブル用)

簡単な蟻継ぎ用の冶具を紹介します。自作の丸ノコテーブル用に過去に自作しました。

使っている材料は簡単に入手出来る材料で、構造はシンプルで簡単に作れます。

作り方のポイントと使い方を動画にまとめました。

丸ノコテーブル用蟻継ぎ用冶具の主な材料

  • MDF材:6mm(本体ベース)
  • パイン材:18mm(背板部)
  • ヒノキ角材:3mm×15mm(スライドレール)

丸ノコテーブル用蟻継ぎ用冶具の作り方

本体のベースは100均のMDF材を使っています。

材料を支える背板部分はパイン材を、裏面にはスライドレール用にヒノキ角材を貼り付けています。

材料の溝に差し込む薄板は背面のネジが付いた部品に接着してあります。

背板の間を通って薄板だけ背板の表から突き出ている形です。

薄板が付いた部品はネジで背板に固定しています。

背板側に鬼目ナットを埋め込んでいます。

部品側の取付穴を長穴にすることにより、薄板を左右に微調整出来るように作っています。

加工した材料の溝に薄板を差し込みながら順にスライドしながら加工するイメージです。

丸ノコテーブル用蟻継ぎ用冶具の使い方

1.治具とチップソーの位置関係

治具を丸ノコテーブルにセットした状態です。

チップソーと治具の位置関係は写真の様になります。

左側からチップソー1.6mm、隙間1.7mm、薄板1.7mmです。

私が使っているチップソーの刃厚は1.6mmです。

実際に切断すると1.7mm幅ぐらいで切れます。

なので同じ刃厚の隙間1.6mm、薄板1.6mmで設定すると材料同士が噛み合いません。

2.パイン材を使って実際に加工

実際にパイン材を使って加工してみます。

分かりやすいように1枚目のをⒶ、2枚目にⒷの印を付けました。

上側の辺にも印を付けています。

3.パイン材1枚目を加工

シールを貼った側を手前にし、側面を薄板に当てて位置を固定します。

最初の溝加工を行います。

加工で出来た溝に薄板を差し込んで位置を固定して再度カット。

再び新しく出来た溝に薄板を差し込んでカットこれの繰り返しです。

1枚目のパイン材の加工が終わりました。

4.パイン材2枚目を加工

2枚のパイン材の上側の辺が隣合うように加工していきます。

2枚目のパイン材Ⓑの最初の位置を決めます。

まず加工済みの1枚目のパイン材Ⓐの上側の最後の溝に薄板を差し込みます。

そしてその側面にあてがうように2枚目のパイン材Ⓑを配置します。

1枚目のパイン材Ⓐは取り除いて2枚目をカットします。

後は1枚目と同じように右側に順に送りながら加工します。

2枚目のパイン材の加工が終わりました。

5.組み立て

カットで毛羽立った箇所を研磨します。

2枚のパイン材を組み合わせました。

実際は組わせて接着し、はみ出した部分をカットして作っていきます。

使用後の感想

はみ出し部分が出来るように加工する溝は材料より深く設定する必要があります。

なので蟻継ぎ加工は余分に材料が必要になります。

また合板のように裏表の色が違うものは方向を間違わないようにしないといけません。

色の違う材料を組み合わせるのも面白いと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。

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