家具 自作

【SPF材】飾り棚を作成しました。【ひな人形】

ひな人形を飾るために飾り棚を製作しました。

材料はSFP材で、棚板は5cmずつ高さの調整が出来ます。

製作しているところを動画にまとめました。

飾り棚の主な材料

  • SPF材:19mm(本体)
  • 合板:12mm(棚板)

  • L型金具:19×24mm セリア製
  • シナベニヤ:5.5mm(背板)

飾り棚の製作

1.側板の加工

側板はSPF材を使います。

これから溝加工用治具を使って溝加工します。棚板に使う合板を治具に挟んで溝の幅を設定します。

治具の位置を変えて溝加工します。溝の左右の位置を最初に確定させます。

詳しい加工方法は溝加工用治具の記事を読んで頂ければと思います。

溝の左右の位置を加工した後、内側を削って溝が完成します。

溝に合板を入れてみました。取り外しが出来るように少し緩めに溝の幅を加工しています。

今回大きな棚を作るので側板は長いです。スライド治具の長さが足りないので、後半の溝加工は溝加工用治具が使えません。

代わりに木片を使います。この木片の厚さは合板の厚さからチップソーの厚さを引いた厚さに設定しています。(12-1.7mm=10.3mmです)

木片を挟んだ状態で一度カットします。

木片を外して、側板をずらして更にもう一度カットします。これで溝の幅が決まります。

2.天板・底板・補強板の追加加工

天板・底板・補強板を切断します。これで本体の材料は揃いました。

3.本体枠の組み立て

組み立て前にランダムサンダーで研磨します。

100均のL型金具を天板と底板に取り付けます。このL型金具は棚の転倒防止用です。

天板(底板)と側板をコーススレッドを使って組み立てます。

強度を持たせるために、補強材を取り付けます。

本体の枠が組み上がりました。

L型金具は写真の位置に取り付いています。

4.背板の加工

背板はシナベニヤを使います。丸ノコテーブルや丸ノコで大きさを調整します。

四隅を切り欠きます。(L型金具を露出させるため)

ベルトサンダーでR加工します。

5.塗装と背板の取り付け

背板の取り付け前にワトコオイルで塗装します。

本体枠も塗装しました。

背板をミニビスで取り付けます。このミニビスは下穴が不要なので気に入って使っています。

背板は2つに分割しました。前から継ぎ目が見えないように補強材の裏側に継ぎ目を持ってきました。

背板を取り付けた状態です。

6.棚板の加工

棚板は合板を使います。丸ノコテーブルで短冊状にカットします。

ランダムサンダーで研磨します。

棚板の手前側はトリマーテーブルでR加工します。

棚板をワトコオイルで塗装します。

仮で棚板を取り付けます。側板の溝は5cm刻みで加工しています。5cmごとの高さ調整が出来ます。

7.飾り棚の設置

実家の廊下に設置します。扉を開くと食器棚があります。(食器棚の背面です)

食器棚の背面に隙間を調整するスペーサーを取り付けます。棚のL型金具が来る位置に取り付けています。

飾り棚を設置しました。

スペーサーの上からL型金具を使って固定します。

4箇所固定しました。これで転倒の心配はないと思います。

棚板を取り付けました。

背面に大きな黒の色画用紙を貼りました。

棚板には赤の色画用紙を貼りました。

ひな人形を飾って完成です。

完成後の感想

今回は飾り棚を製作しました。

高さは1750mm幅は900mmぐらいあります。工房が狭いので製作するのが大変でした。

奥行はSPF材の幅と同じ90mm位です。

小さい人形に限定されますが、丁度飾りやすいサイズです。

枠組みをした状態ではまだ強度がなく不安定な状態でしたが、背板を裏側から取り付けることによりかなり強くなりました。

背板と棚板は色画用紙を貼りましたが、塗装でも問題ないと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。

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